酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
色々質問してきたけど...。

「声優以外に今後挑戦していきたいことってありますか?
だそうです。」

「それは仕事として?」

「さあ...限定はされていないようですけど。」

「挑戦したいことか。
個人的なことなら最近、料理とか挑戦してるけど。」

「料理ですか!?」

「うん。お菓子作りとか。
一応楽屋に持ってきてるんだけど、食べる?」

「食べます!!」

って、なんか普段の興奮した会話みたいになってる...。

次の質問は...?

「えっと...どうしてイベント参加や顔出ししないんですか...?」

こんな質問していいのかな。

確かに気になるけど、今まで触れちゃいけないのかと...。

「すみません...。」

「ん?なんで謝るの?」

「なんか...きいちゃいけないかなと...。」

「いいや。俺は別に構わないよ。ただ細かい事情は俺にも分からないんだよな。事務所は顔出しするにはイメージ合わないって思われてるのかもしれないし、声優は声の仕事だから必要ないって考えてるからかもしれないし...。」

「佐伯さん自身はオッケーなんですか?」

「うん。まあ、だからって容姿に自信があるわけじゃないんだけどね。」

「大丈夫ですよ。もっと自信持ってください。」

「顔見せたら皆喜んでくれるのかな。」

「はい、少なくとも私は喜んでいます!」

「まつりはほんとかわいいね。」

「!?
そ、そんなこと...!」

「質問もう終わり?」

「あ、はい。
ありがとうございました。」

やだ...いつも動揺しちゃう...。
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