酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
数日したら、
「よっ、佐伯。」
なんてまた勝手に楽屋に入ってきたこいつ。
「何しに来たんですか...?」
「朗報。
前撮ったチャンネル動画、再生回数が過去最多を記録してるんだよ。」
「あ...ほんとだ。これって佐伯さんと撮ったやつですよね?」
「そうだ。
佐伯は流石に声だけの出演だけど、それでも視聴者をがっちり掴んだみたいだな。
急上昇1位にもなってるぜほら。」
「...こっちのネットニュースでも話題になってますね。
佐伯さんと御園さんがアニメの実写をきっかけに仲良くなってるって...。」
「これが佐伯効果か...。これはいいな。」
「自分の宣伝のために佐伯さんを過剰利用するのはやめてくださいね。」
「分かってるって。
俺はただ、あくまで佐伯と一緒に売れることを考えてるわけだし。俺のとこに出ることで、佐伯の知名度も上がってる。
これは正確に言えば相乗効果ってやつだ。」
...まあ、最近は自粛してもらってるようではあるし。
そういった前向きな姿勢は反対しないけど、
それって...私の元々マネージャーを受けてる趣旨としてはどうなんだろう。
マカは、佐伯さんに関して、近々事務所を移動させるかもって言ってた。
そしたら、御園ユウトとの関係はどうなっちゃうのかな。
事務所が違うってことは、せっかく2人が仲良くても、商業上は敵ってことに...。
「なんだよその冴えない顔。
まだなんか不満なのか?」
「いえ、違います。
なんか、私はどうすればお役に立てるかなって。」
「どうすればって、
そんなのただ佐伯のマネージャーやってりゃいいだろ。
それに、お前らは仕事上だけのつながりじゃねーんだし。そっちで良い関係やればそれで良いんじゃねーの?」
「まあ...そうですね。」
うん...。
仕事では佐伯さんのマネージャーだけど、
プライベートでは、
佐伯さんの恋人、だもんね。
それがすぐ崩れるなんてことは心配しなくていいのかも。
そこまでは、マカも踏み切ることはできないし、文句は言えないだろうし、
「んで、お前ら、
休日どっか行ったりしねえの?」
「え...?」
そういえば、特には、そんなことも...。
「おい佐伯。
せっかく付き合ってんならデートぐらい
連れてってやれば?」
「デートか...。
まつりはどこか行きたいところある?」
「えーっと...。」
そ、そんな...佐伯さんとデートなんて...!
「お前ら外でデートもしないで楽屋でいちゃついてるとか、思考が危険だぞ、なんか。」
「な、なんですかその言い方!
別に危険じゃありません!!」
「むしろ危険な方がいいとか?」
「そ、そんな...!!」
「そんなことあるんだろー?」
「〜〜〜〜!!!」
やっぱりこいつウザい、ムカつく!!
「ユウト、またまつりをいじめちゃだめ。」
「そう言うお前はどうなんだよ?」
「どうって...密室恋愛?」
「お...、
佐伯のシュミが分かった気がするぞ今。」
「そういうちょっとあぶないことも...。
俺は好きだけど、たまにはお外でデートも楽しいよね。」
「あえて言うなら、
お前、今妖艶さがやばいんだけど...。」
「んー?」
やっ、やだ...危険すぎる...。
佐伯さん...時にはこういう...大人な...、
い、色気も...??
「まつり、顔、りんごみたいに真っ赤だよ。
かわいいね。」
「いえ...あ、あの...。」
「なんか...こいつをいじめてるのむしろお前じゃね?
まあ...俺邪魔してるみたいだし、というか危ないししばらくここ離れることにする。」
「え、ちょっ...もう行くんですか...?」
「なんだよその切り返し。今まで邪魔扱いしたと思ったら。」
「だ、だって...2人きりだと私...!」
「...ま、せいぜい佐伯に溺れるんだな。」
「え...ぇえっ!?」
い...いやぁ...//
「よっ、佐伯。」
なんてまた勝手に楽屋に入ってきたこいつ。
「何しに来たんですか...?」
「朗報。
前撮ったチャンネル動画、再生回数が過去最多を記録してるんだよ。」
「あ...ほんとだ。これって佐伯さんと撮ったやつですよね?」
「そうだ。
佐伯は流石に声だけの出演だけど、それでも視聴者をがっちり掴んだみたいだな。
急上昇1位にもなってるぜほら。」
「...こっちのネットニュースでも話題になってますね。
佐伯さんと御園さんがアニメの実写をきっかけに仲良くなってるって...。」
「これが佐伯効果か...。これはいいな。」
「自分の宣伝のために佐伯さんを過剰利用するのはやめてくださいね。」
「分かってるって。
俺はただ、あくまで佐伯と一緒に売れることを考えてるわけだし。俺のとこに出ることで、佐伯の知名度も上がってる。
これは正確に言えば相乗効果ってやつだ。」
...まあ、最近は自粛してもらってるようではあるし。
そういった前向きな姿勢は反対しないけど、
それって...私の元々マネージャーを受けてる趣旨としてはどうなんだろう。
マカは、佐伯さんに関して、近々事務所を移動させるかもって言ってた。
そしたら、御園ユウトとの関係はどうなっちゃうのかな。
事務所が違うってことは、せっかく2人が仲良くても、商業上は敵ってことに...。
「なんだよその冴えない顔。
まだなんか不満なのか?」
「いえ、違います。
なんか、私はどうすればお役に立てるかなって。」
「どうすればって、
そんなのただ佐伯のマネージャーやってりゃいいだろ。
それに、お前らは仕事上だけのつながりじゃねーんだし。そっちで良い関係やればそれで良いんじゃねーの?」
「まあ...そうですね。」
うん...。
仕事では佐伯さんのマネージャーだけど、
プライベートでは、
佐伯さんの恋人、だもんね。
それがすぐ崩れるなんてことは心配しなくていいのかも。
そこまでは、マカも踏み切ることはできないし、文句は言えないだろうし、
「んで、お前ら、
休日どっか行ったりしねえの?」
「え...?」
そういえば、特には、そんなことも...。
「おい佐伯。
せっかく付き合ってんならデートぐらい
連れてってやれば?」
「デートか...。
まつりはどこか行きたいところある?」
「えーっと...。」
そ、そんな...佐伯さんとデートなんて...!
「お前ら外でデートもしないで楽屋でいちゃついてるとか、思考が危険だぞ、なんか。」
「な、なんですかその言い方!
別に危険じゃありません!!」
「むしろ危険な方がいいとか?」
「そ、そんな...!!」
「そんなことあるんだろー?」
「〜〜〜〜!!!」
やっぱりこいつウザい、ムカつく!!
「ユウト、またまつりをいじめちゃだめ。」
「そう言うお前はどうなんだよ?」
「どうって...密室恋愛?」
「お...、
佐伯のシュミが分かった気がするぞ今。」
「そういうちょっとあぶないことも...。
俺は好きだけど、たまにはお外でデートも楽しいよね。」
「あえて言うなら、
お前、今妖艶さがやばいんだけど...。」
「んー?」
やっ、やだ...危険すぎる...。
佐伯さん...時にはこういう...大人な...、
い、色気も...??
「まつり、顔、りんごみたいに真っ赤だよ。
かわいいね。」
「いえ...あ、あの...。」
「なんか...こいつをいじめてるのむしろお前じゃね?
まあ...俺邪魔してるみたいだし、というか危ないししばらくここ離れることにする。」
「え、ちょっ...もう行くんですか...?」
「なんだよその切り返し。今まで邪魔扱いしたと思ったら。」
「だ、だって...2人きりだと私...!」
「...ま、せいぜい佐伯に溺れるんだな。」
「え...ぇえっ!?」
い...いやぁ...//