酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
「まつりは遊園地来たことある?」

「だいぶ小さい頃に両親に連れて行ってもらったそうですけど、覚えてないですしそれきりで...。」

「そっか。
じゃあ、絶叫系とかは控えたほうがいいかな?」

「えっと...ちょっとだったら...。」

「挑戦してみる?
俺がいるから大丈夫だよ。」

「佐伯さんは、そういうの慣れてます?
怖くないですか?」

「慣れてるってわけではないだろうけど、
そういうのも楽しみのひとつだなって考えると平気なんだ。」

「楽しみですか...?」

「うん。まつりもいるし。
少しずつでいいけど、色んな経験を一緒にして、楽しんでもらいたいなと思うから。」

「佐伯さん...。」

にこにこしてくれてる...。

よかった...。

少しずつでも私、なんでもやってみよう。
< 91 / 259 >

この作品をシェア

pagetop