酔える声の裏側〜イケメン声優に溺愛されちゃった!?〜
色々遊べて楽しかったー!
怖かったり、ハラハラしたり、ワクワクしたり...。
遊園地って言っても色んな場所があるんだって分かった。
それも、1人じゃなくて、大好きな人と2人きりだから。
より一層楽しめるんだと思う。
ひと通り遊んだあとは、お土産コーナーで
ショッピングもした。
って、これは、ユズキバト!
佐伯さんが声を演じているキャラのマスコットだ。
この遊園地とコラボして限定グッズが販売されてたり、売店内でスタンプラリーもやってる...。
全然知らなかったな...。
この企画って私がマネージャーになる前のことなのかな。
それとも、それは企画課の仕事だから、私にはあまり知らされてないのかな...?
欲しいなぁ...。
でも、ここでオタクっぽさ丸出しにしちゃったら...。
引かれちゃうかも...。
「あ、ユズキのグッズ売ってるんだね。」
「佐伯さんも知りませんでした...?」
「うん。やっぱ企画は別枠みたいでね。
話はあまり聞かないな。
でも、かわいいよねこのハト。
俺も結構好き。」
「はい...。」
「よければお揃いで何か買わない?
俺の関わってるキャラが難しいなら、
違うグッズでもいいからさ。記念に。」
「はい、ぜひ。
あの...ユズキバトちゃんで...。」
「やった、ありがと。
じゃ、これとかどう?」
「はい!」
「買ってあげるよ。」
「え、いいんですか?」
「もちろん。まつりには普段お世話になってるからね。
もっと欲しかったら言って。」
「そ、そんな...申し訳ないというか...。」
「ううん。実は、まつりとこうしてデート行けるの、凄く嬉しくてね。
何かもっと色んなことしてあげたいんだけど、できそうになくて...ごめん。」
「いえ、とんでもないです!
佐伯さんと過ごせるだけで私すごく幸せですし...今日もすごく楽しかったです!
アトラクションやご飯の予約までしていただいて...。
なんか、
私普段マネージャーだから
そういうことしっかりしなきゃいけないのに
全然できなくて逆にすみません。」
「いいんだよ。もっと頼って。」
「わ、私も...もっと頼ってもらえるように頑張ります!」
「...俺はそういう頑張り屋さんなまつりを拠り所にしちゃってるんだよな...。」
え、そうなの...?
どちらかといえば私のほうが...。
「もっと俺が頑張らなきゃっていうより、
まつりに寄り掛かってもらいたいっていう欲が先立っちゃってるって分かるんだ。
ファンだとか、好きだとか。
そう言われて満足しちゃうような俺がいて。
それでむしろもっとそう思ってほしいって...。駄目だよな。」
「そんな...駄目なんかじゃないです!
それに...私、佐伯さんが思っている以上に佐伯さんのことあてにし過ぎて生きてきちゃってるっていうか...。」
「ほんと?」
「はい...実は部屋にはグッズやポスターとか...凄いことになってて。
こんなオタクみたいな...引いちゃいますよね...?」
「そんなに好きでいてくれてるの?
引かないよ。むしろ、すごく嬉しい。」
で、でも...実際見せたら度がすぎちゃってるからな...。
「俺もまつりのこと、おかしくなっちゃうぐらい好きだよ。」
...っていうその笑顔は、私のオタクニヤニヤとはまるで違って、
すごく綺麗で...。
佐伯さんのこと、また少しずつ分かったはずなのに。
やっぱり分からないことも増えちゃって...。
でも、それでも知りたくて。
私は彼に引き込まれて、虜になってしまっていたんだ。
怖かったり、ハラハラしたり、ワクワクしたり...。
遊園地って言っても色んな場所があるんだって分かった。
それも、1人じゃなくて、大好きな人と2人きりだから。
より一層楽しめるんだと思う。
ひと通り遊んだあとは、お土産コーナーで
ショッピングもした。
って、これは、ユズキバト!
佐伯さんが声を演じているキャラのマスコットだ。
この遊園地とコラボして限定グッズが販売されてたり、売店内でスタンプラリーもやってる...。
全然知らなかったな...。
この企画って私がマネージャーになる前のことなのかな。
それとも、それは企画課の仕事だから、私にはあまり知らされてないのかな...?
欲しいなぁ...。
でも、ここでオタクっぽさ丸出しにしちゃったら...。
引かれちゃうかも...。
「あ、ユズキのグッズ売ってるんだね。」
「佐伯さんも知りませんでした...?」
「うん。やっぱ企画は別枠みたいでね。
話はあまり聞かないな。
でも、かわいいよねこのハト。
俺も結構好き。」
「はい...。」
「よければお揃いで何か買わない?
俺の関わってるキャラが難しいなら、
違うグッズでもいいからさ。記念に。」
「はい、ぜひ。
あの...ユズキバトちゃんで...。」
「やった、ありがと。
じゃ、これとかどう?」
「はい!」
「買ってあげるよ。」
「え、いいんですか?」
「もちろん。まつりには普段お世話になってるからね。
もっと欲しかったら言って。」
「そ、そんな...申し訳ないというか...。」
「ううん。実は、まつりとこうしてデート行けるの、凄く嬉しくてね。
何かもっと色んなことしてあげたいんだけど、できそうになくて...ごめん。」
「いえ、とんでもないです!
佐伯さんと過ごせるだけで私すごく幸せですし...今日もすごく楽しかったです!
アトラクションやご飯の予約までしていただいて...。
なんか、
私普段マネージャーだから
そういうことしっかりしなきゃいけないのに
全然できなくて逆にすみません。」
「いいんだよ。もっと頼って。」
「わ、私も...もっと頼ってもらえるように頑張ります!」
「...俺はそういう頑張り屋さんなまつりを拠り所にしちゃってるんだよな...。」
え、そうなの...?
どちらかといえば私のほうが...。
「もっと俺が頑張らなきゃっていうより、
まつりに寄り掛かってもらいたいっていう欲が先立っちゃってるって分かるんだ。
ファンだとか、好きだとか。
そう言われて満足しちゃうような俺がいて。
それでむしろもっとそう思ってほしいって...。駄目だよな。」
「そんな...駄目なんかじゃないです!
それに...私、佐伯さんが思っている以上に佐伯さんのことあてにし過ぎて生きてきちゃってるっていうか...。」
「ほんと?」
「はい...実は部屋にはグッズやポスターとか...凄いことになってて。
こんなオタクみたいな...引いちゃいますよね...?」
「そんなに好きでいてくれてるの?
引かないよ。むしろ、すごく嬉しい。」
で、でも...実際見せたら度がすぎちゃってるからな...。
「俺もまつりのこと、おかしくなっちゃうぐらい好きだよ。」
...っていうその笑顔は、私のオタクニヤニヤとはまるで違って、
すごく綺麗で...。
佐伯さんのこと、また少しずつ分かったはずなのに。
やっぱり分からないことも増えちゃって...。
でも、それでも知りたくて。
私は彼に引き込まれて、虜になってしまっていたんだ。