こんぺいとうびより
「え~っ!?!?!?」
Richard Kai Brightwellは、職場近くのオープンカフェでコーヒーを吹き出しそうになった。
「さよか!?何でここにいるの!?」
「やっほー!カイ!会えてよかった。会えなそうなら連絡しようと思ってたんだけど。」
安西さよかが手をぶんぶん振りながら元気に近寄ってきた。
「何なに!?あ、あれだ!動画でしょ?『アメリカに帰国した友達にサプライズで会いに行ってみた』とか。」
「違うよ。」
「じゃ、旅行?」
「ううん。カイに渡したいもんあって。」
「俺に?何を?」
「引っ越し祝い。イニシャル入りのキーケース、RとKで迷ったけど、Rにしといた。ボロいの使ってたじゃん?で、これは箸。和食好きでしょ?こっちはひらがなで『かい』って名前入れてもらったから。」
「おー、ありがとう。両方とも嬉しいよ・・・ってやっぱり動画でしょ?『アメリカに帰国した友達にサプライズで引っ越し祝い届けに行ってみた』。カメラどこ?」
さよかが肩に下げているトートバッグの辺りをじっと見つめる。
Richard Kai Brightwellは、職場近くのオープンカフェでコーヒーを吹き出しそうになった。
「さよか!?何でここにいるの!?」
「やっほー!カイ!会えてよかった。会えなそうなら連絡しようと思ってたんだけど。」
安西さよかが手をぶんぶん振りながら元気に近寄ってきた。
「何なに!?あ、あれだ!動画でしょ?『アメリカに帰国した友達にサプライズで会いに行ってみた』とか。」
「違うよ。」
「じゃ、旅行?」
「ううん。カイに渡したいもんあって。」
「俺に?何を?」
「引っ越し祝い。イニシャル入りのキーケース、RとKで迷ったけど、Rにしといた。ボロいの使ってたじゃん?で、これは箸。和食好きでしょ?こっちはひらがなで『かい』って名前入れてもらったから。」
「おー、ありがとう。両方とも嬉しいよ・・・ってやっぱり動画でしょ?『アメリカに帰国した友達にサプライズで引っ越し祝い届けに行ってみた』。カメラどこ?」
さよかが肩に下げているトートバッグの辺りをじっと見つめる。