没落姫の溺愛婚②~双子の旦那様に愛されすぎて私、困ってます~
(いいなぁ……、芳哉様のお膝に座りたい)
お膝の上に乗せられて、優しく背中を撫でてもらって眠りにつけたなら、きっとすごく幸せなのに。
いつも邸では二人の旦那様のどちらかのお膝に座っているから、今さらおあずけなんて、すごく切ない。
帰ったら絶対に、あのお膝の上に乗せてもらって、いっぱい甘えてやるんだから。
今、そう決めた。
「芳哉様……、あの……。
嬉しいんですけど、特に疲れたわけではなくて……」
「なら、気に入った好みの菓子がなかったのか、彩希?
じゃあ、お前の好みの菓子が出てくるまで、色々沢山持って来させるぞ?」
ほら、これなんかどうだ?
自信作なんだぞ、と左隣から手が差し出される。
突然のことに驚いた彩希は思わず体を仰け反らせながら、もう一人の旦那様、彬親を見た。
お膝の上に乗せられて、優しく背中を撫でてもらって眠りにつけたなら、きっとすごく幸せなのに。
いつも邸では二人の旦那様のどちらかのお膝に座っているから、今さらおあずけなんて、すごく切ない。
帰ったら絶対に、あのお膝の上に乗せてもらって、いっぱい甘えてやるんだから。
今、そう決めた。
「芳哉様……、あの……。
嬉しいんですけど、特に疲れたわけではなくて……」
「なら、気に入った好みの菓子がなかったのか、彩希?
じゃあ、お前の好みの菓子が出てくるまで、色々沢山持って来させるぞ?」
ほら、これなんかどうだ?
自信作なんだぞ、と左隣から手が差し出される。
突然のことに驚いた彩希は思わず体を仰け反らせながら、もう一人の旦那様、彬親を見た。