― 爽籟(そうらい)の先で ―
厄介
どんなに願っても
この手は届かないのかな
どんなに願っても
この声は聞こえないのかな
どんなに願っても
この心は通じないのかな
無暗に混沌とした世界へ
飛び込んだりはしないだろうけど
本当に欲しいものがあるのに
何も出来ないのは「孤独」でしかない
ねぇ
僕の声は 聞こえていますか
「ホント」を口にする事は
そんなに悪い事なのだろうか
安易に 不純だなんて
思いたくも思われたくもない
こんな事なら
大人になんて なりたくなかった
「厄介」だからね