年下皇帝の甘い誘惑
第10話 未来の王妃様?
それから、なんとなくだけど、皆の態度が変わった気がした。
「ああ、涼花。包丁は持たなくていいよ。」
テームさんが、私の元にやってきた。
「でも、包丁持たないと、何も切れませんよ。」
「そうだな。スープの味付けをお願いしようかな。」
「はい。」
来る日も来る日も、包丁は使わせて貰えなかった。
スープや焼き料理だけ。
もしかして私、カイと一緒に遊んでると思われた?
そう思われても仕方ないけれど、このままずっと包丁を握れないなんて嫌だ!
ある日私は、テームさんに話を聞いた。
「テームさん。私が包丁を握れない理由は、何なのでしょうか。」
「えっ?」
テームさんは私を壁側の方に連れていくと、こんな事を言った。
「未来の王妃様に、包丁は持たせられないよ。」
「未来の王妃?」
「結婚するんだろう?皇帝陛下と。」
「ああ、涼花。包丁は持たなくていいよ。」
テームさんが、私の元にやってきた。
「でも、包丁持たないと、何も切れませんよ。」
「そうだな。スープの味付けをお願いしようかな。」
「はい。」
来る日も来る日も、包丁は使わせて貰えなかった。
スープや焼き料理だけ。
もしかして私、カイと一緒に遊んでると思われた?
そう思われても仕方ないけれど、このままずっと包丁を握れないなんて嫌だ!
ある日私は、テームさんに話を聞いた。
「テームさん。私が包丁を握れない理由は、何なのでしょうか。」
「えっ?」
テームさんは私を壁側の方に連れていくと、こんな事を言った。
「未来の王妃様に、包丁は持たせられないよ。」
「未来の王妃?」
「結婚するんだろう?皇帝陛下と。」