年下皇帝の甘い誘惑
思わぬところで、カイと話が合った。

「あとは、ズンダ。スシも美味しかった。」

なぜだろう。

朝食を食べながら、こうやって話をするカイを見ていると、キラキラしているように見える。

なんだか、のめり込んでしまいそう。

「涼花。早く食べないと、食事が冷めてしまう。」

「あっ、はい。」

まさか、あなたに見とれていましたなんて、思っても言えない。


私、カイに惹かれているのかな。

カイと会っていると、ドキドキする。


そんな気持ちを引きずったまま、キッチンに戻ってきた。

お皿を洗っている時も、カイとの会話を思い出して、ドキドキしている。

「皆、聞いてくれ。明日の朝食は、日本食だ。」

「おお!」

私は洗っているお皿を、落としそうになった。
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