年下皇帝の甘い誘惑
「テームさん、それ本当ですか?」

「ああ。皇帝陛下から、直々にお話があった。」

私は茫然とした。

夕食じゃなくて、朝食に日本食?

まさか、私が朝食はパンとミルクしか、食べていないって言ったから?

「朝食が日本食って事は、俺らも食べられるな。」

「日本食、初めて食べる。」

皆、ワイワイ言っているけれど、胸騒ぎがする。

今は、物珍しがって日本を楽しんでいるけれど、いつかルシッカが日本に侵食されたって、思わないかしら。

「それで、果たしていいんでしょうか!」

辺りがシーンとなった。

「皆さんは、このまま日本の文化が、この宮殿を犯すようになって、いいと思いますか?」

「いいもなにも、日本食は、皇帝陛下が望んでいる事だから。」

皆、うんうん頷く。
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