年下皇帝の甘い誘惑
第4話 一人の為に
そして今日も、二日酔い。

ルシッカに来てから、一日置きに二日酔いになっているんだけど、大丈夫か、私。


「よし!日本の朝食、作るぞ!」

「はい!」

いや、いくら日本気に入ったからって、返事も”はい”って。

ここの人達、順応性高いわ。

「じゃあ、涼花。まずは何からする?」

料理長のテームさんが、私に!、聞いてきた。

「……えっと、じゃあ、まずはご飯を炊きます。」

「ご飯。これだな。」

なぜかテームさんの腕の中には、お米の袋が。

「昨日、日本食を売っているの店に行って、手に入れて来たんだ。」

さすが!

料理長だけの事はある!

「後は何を買って来たんですか?」

「味噌、豆腐、ネギ、あと卵だ。ノリとか言う黒い食べ物も買って来た。」
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