年下皇帝の甘い誘惑
「日本食は、栄養面でも優れている。どうしてダメなのか?」

「そんなに、日本食がお好きですか?」

するとカイは、私をそっと見つめた。

「涼花は、毎朝日本食を食べるのは、居心地が悪い?」

うっっっっ!

もしかしてそれ、私に決めさせるの!?

「涼花、正直な気持ちを、教えてほしい。」

下を向く私の顔を、カイが覗く。

「私は、日本食の他にも、ルシッカの朝食も食べてみたいです。」

「涼花……」

「せっかくルシッカに来ましたし、私を受け入れてくれたこの国の事を、もっと知りたいんです。」

するとカイは、両手を広げた。

「涼花!君はなんて、素晴らしい考えの持ち主なんだ!」

ええっ?急に感激している!?

私、カイの気持ちに、付いて行けるかしら。
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