年下皇帝の甘い誘惑
第6話 今は仕事だけ
2人の男性から、告白された私は、ただの料理人だ。
一方は仕事の同僚、もう一方はこの国の皇帝陛下。
比べる事もない。
私が幸せになれるのは、同僚のパウリだと思うのに。
カイの事が、頭から離れられない。
「涼花!」
「ん?レーナ、何?」
「そのクリーム、何に使うの?」
「えっ?」
手元を見ると、もうボールいっぱいに、生クリームが泡だっていた。
「あちゃー。何とか使わないと。」
「今日のデザートは、生クリーム使わないよ?」
「そこを何とかするのが、料理人っしょ!」
「料理人っしょ?」
最近レーナは、私の日本語を真似してくる。
しかも、変な部分だけ。
そしてパウリはと言うと、あれ以来、飲みにも誘わない。
仕事中も余計な事言わなくなった。
一方は仕事の同僚、もう一方はこの国の皇帝陛下。
比べる事もない。
私が幸せになれるのは、同僚のパウリだと思うのに。
カイの事が、頭から離れられない。
「涼花!」
「ん?レーナ、何?」
「そのクリーム、何に使うの?」
「えっ?」
手元を見ると、もうボールいっぱいに、生クリームが泡だっていた。
「あちゃー。何とか使わないと。」
「今日のデザートは、生クリーム使わないよ?」
「そこを何とかするのが、料理人っしょ!」
「料理人っしょ?」
最近レーナは、私の日本語を真似してくる。
しかも、変な部分だけ。
そしてパウリはと言うと、あれ以来、飲みにも誘わない。
仕事中も余計な事言わなくなった。