年下皇帝の甘い誘惑
もちろん、上下セットの下着は着けていたけど。

「あっ、これがいい。」

レーナが持っている下着は、黒のスケスケの下着だった。

「これ、涼花に買ってあげる。」

「ええっ!?いらないよ!」

「きっと皇帝陛下も気に入る!」

そう言ってレーナは私のサイズを確認すると、さっさとお会計に行ってしまった。


「あー、すっきりした。」

レーナは額を拭き、一人満足気な顔をしていた。

「これでいつ皇帝陛下に誘われても、いいね。」

そう言われると、臆病になる。

「そんな日、来るかな。」

「来るよ!皇帝陛下も男だから!気持ち通じ合っているのなら、Loveな時来る!」

「うーん……」

思い出すのは、乱暴にされてきた事。

私は一つも、気持ちいい事なんてなかった。
< 79 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop