年下皇帝の甘い誘惑
「はぁっ……」

カイの優しいキスに、もうとろけそうになる。

「涼花、もう我慢できないよ。」

そう言うとカイは、私の背中に手を回して、ドレスを一瞬で脱がしてしまった。

「涼花……」

ハッと我に返った。

そう言えば私、セクシーな下着見つけていたんだっけ。

恥ずかしくなって、下着を隠した。

「すごくいいよ。綺麗だ。」

私の腰に手を回し、私の事を見下ろすカイ。

カイだったら、恋に臆病になっている私を、受け入れてくれるのかな。


「今日、涼花の事抱いてもいい?」

「えっ……」

私はお決まりにように、固まってしまった。

「……日本語間違えた?」

「ううん。抱き締めるって事よね。」

私は背中を向けた。

その瞬間、カイが私を抱きかかえて、ベッドに押し倒した。
< 86 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop