年下皇帝の甘い誘惑
「私もよ……カイ……」

気が付くと私達は、朝が来るのも忘れて、何度も抱き合っていた。


「う…ん……」

朝になって目が覚めたら、隣にカイが寝ていた。

スヤスヤと寝息を立てて、可愛い。

「ん?起きたの?涼花。」

「うん。」

眠い目を擦って、またウトウトしようとしている。

仕方ないわよね。昨日の夜、寝ないでHしてたんだから。


「さあてと。仕事に行かないと。」

「仕事?今日は休みだって、言ってあるよ。」

「ええっ?」

そんな話、聞いてない。

「だから涼花。もう一度、愛し合おう。」

カイが、私の身体に覆いかぶさる。

でも、眠いみたいですぐ、目を閉じてしまった。


まだ23歳か。

恋愛に溺れる歳ね。

私はカイを抱きしめながら、こう思った。


この関係は、いつまで許されるんだろう、と。
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