年下皇帝の甘い誘惑
「涼花は、花は好き?」

「う、うん、好きよ。」

ここで言っているのは、花の手入れの事だよね。

どうしよう、こんな広い庭の手入れなんて、できるかな。


って、カイと結婚できる訳ないのにね……


そんな時、カイのお腹が鳴った。

「はっ!そう言えば、私達朝ご飯も食べてない。」

「俺が断ったんだ。なんだか、気持ち悪くて。」

ふ、二日酔い!?

ボトルワインの1/3ぐらいしか飲んでいないのに!?

「大変。ちゃんと仕事する為には、ご飯食べなきゃ。」

「いいんだよ、気にしないで。涼花。」

「いえ、気にします!私は料理人なんですから!」

私は庭の端にあるテーブルと椅子を見つけた。
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