君の笑顔
第11章 絶縁
風が冷たくなってきた10月。


今日も親は目的もなく怒っている。


朝から殴る蹴るの暴行。

これでもかというほどのひどい悪口。


何も抵抗できずに、私は布団の中にくるまる。

布団を剥ぎ取られそうになったら、精一杯布団を引っ張るんだ。


もう交わし方とか身に付いてしまったから。



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