君の笑顔
そういえば12月と言えば…クリスマスの他にイベントがある。

それは私の誕生日。



アキが頭を下げてきた。

アルバイトのようにはいかない正社員。

私の誕生日にはすでに仕事が入れられていた。


「由美の誕生日祝いたかったのに…ケーキ買って帰ってくるから待っててね!」

その優しさが嬉しかった。

その代わり、誕生日の前日の夜から寝ないで、その瞬間を一緒に迎えようって言ってくれたんだ。

私はこんな愛がほしかった。


親友だけど、保護者の一面も見せるアキ。


お父さん、お母さん、聞こえてますか?


こうやって私のことを愛してほしかった。


ちょっとでいいから、あなたたちからの愛がほしかった…
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