君の笑顔
「誕生日は…あの〜…なんか予定入ってるの?」

「一緒に住んでる子がね、仕事だけど夜は一緒にいようって言ってくれたよ」

どうした?

俯く松田。

顔を覗き込んでみたけど、目がキョロキョロしてる。


「ん?どうした?」

なぜだか黙ってる。

松田の手からお菓子を一個奪った。


「うわっ!泥棒!」

「急に黙るんだもん!」

私もお菓子を食べた。
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