君の笑顔
今日もアキはくたくたになって帰ってきた。

「そういえば由美、誕生日はずっと家にいる?どっか行く?」

「あー…実はね、大学の友達が祝ってくれるって。アキが仕事終わる頃には帰ってくるよ。男友達と2人で遊ぶの…」

急にアキの顔が輝き出した。

「えっ!?なになに!?それってデートじゃない!?」

「そんなんじゃないよ!ただの友達!!

アキはにやつきながら私の顔をじろじろと見た。

「もしかしてそいつ由美のこと好きだったりして!!」

「絶対違う!!ないない!!」

うん、絶対違うよね。

だって、松田にはちゃんと好きな人がいるから。

「真奈美ちゃん」が…
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