君の笑顔
ようやく落ち着いたら、藤木から電話がきた。

第一声が、「俺と付き合え」だった。

「付き合わなかったら、またお前を捨ててやる」

怖かった。
断ったら私はどうなる?
あれだけじゃ終わらないだろう…
愛情とかないけど、従うしかなかった。

「形式的に」藤木と付き合うことになった。
< 16 / 289 >

この作品をシェア

pagetop