君の笑顔
「ん…」

ベッドの上で大きく延びをした。

しまった…起こしちゃったかな!?


「由美…おはよう」

まだ夢から完全に覚めていないようだ。

むにゃむにゃ言いながらベッドでごろごろしていた。



さてと…私は今日好きな人と遊ぶんだ。

誕生日を祝ってあげるんだ。

アキが昨日、クローゼットから引っ張り出してきたピンクのワンピース。

「これ絶対由美に似合うから貸してあげる!」

って差し出してくれた。

本当にかわいいんだ。

フリル付いてて、淡い色で…

ハンガーにかけられていた服を見ながら今の自分はすごく幸せだって思えた。
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