君の笑顔
盛大な入学式も終わり、美香ちゃんとしばらく喋っていた。

どうやら電車で来たそうだ。

家も近いそうだし、美香ちゃんを私の車に乗せて、家まで送り届けた。

車から降りる時、美香ちゃんはすごく笑顔で私に手を振ってくれた。

「由美ちゃん、ありがとう!!楽しかったよ。これからいろんな思い出作っていこうね!!」

はぁ〜、かわいい。

私もこんな純粋な子だったらなぁ…

同じ女で、同じ年齢で、同じ人間なのにこうも違うとは…

美香ちゃん、私の方こそ、よろしくね。
いっぱい思い出作ろう。
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