君の笑顔
経済学研究会の部室は普通の教室とは違っていた。

教室というよりは、アパートの一室みたいな部屋で、フローリングだった。

どうやら部員の私物もあるらしく、正直汚い。

部室には何人かが勉強したり寝たりしていた。

「あの〜、失礼します。入部したいのですが」

先輩達が笑顔で駆け寄ってきた。

「こんにちは!よかったらどうぞ」

恐る恐る部室に入った。

部室に入ってすぐに気づいた。

隅っこに座っているあいつ…三科目一緒の人だ!
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