君の笑顔
あてもなく、一人でとぼとぼと街中を歩く。

すでに22時をまわっていた。

「ねぇねぇ、一人で何してるの?」

若い男の人が話し掛けてきた。

一発でわかった。



ホストだ。



「プチ家出!」

力強く答えた。



っていうかホストとか辞めた方がいいんかなぁ…

でも、彼氏いないし、このまま家に帰りたくないし…


「よかったら俺の店においでよ!」
< 57 / 289 >

この作品をシェア

pagetop