ロミオとジュリエットは犬猿の仲
すると彩が急に駆けだし、
そのあとを私は慌てて追いかけた。



「彩!たこ焼き食べにって
・・・どこに行くの!?」


「なーに言ってるの!?
駅前にあったでしょー!?たこ焼き屋!」



「え!?でも、
あそこって潰れたんじゃ・・・!?」


「え・・・!?」



彩は突然立ち止まった。



「・・・う、うそ!?」



「あ、彩?・・・大丈夫?」


「そんな・・・、
あそこが潰れてたなんて・・・!
ここら辺にたこ焼き屋は他にないし・・・」


「彩・・・。
そうだ!明日私の家でたこ焼きパーティーしよう!」


「え・・・?」


彩は弱々しく反応した。


< 20 / 159 >

この作品をシェア

pagetop