ロミオとジュリエットは犬猿の仲
「言ってねーよ!」


「そ、それを学校中に広めたのもまさか・・・」


「俺だよ~?」


私が聞くと篠本君は悪気が無い様子で答えた。


「お前か・・・お前のせいなのか!
お前のせいで俺たちはロミオとジュリエットとか言われて
俺は告白されなくなったのか!?」


「・・・何言ってんの?
それはただ単にあんなに魅力がないからじゃないの?」


「なんだと!?」


「二人とも!またケンカしないの!」


今まで黙ってたこ焼きを黙々と食べてた彩が
新しいたこ焼きを焼きながら仲裁に入った。


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