ロミオとジュリエットは犬猿の仲
だけど、彩も今の女の子の言葉に気づいてたらしく、
ここから見えない体育館裏の方向を見つめた。


私も同じところに視線を送ってしまう。


ロミオ先輩ってことは、澪の事だよね・・・?


ここに、居ないほうがいいのはわかってるけど・・・


なんか、気になる・・・


でも・・・なんで・・・?


私には関係ないのに・・・


「・・・彩やっぱり行こう?」


小さな声で聞く。


「え、でも・・・!」


「私たちには関係ないし・・・!」


「だけど・・・!」


私は無視して歩き出すと彩も渋々ついてきた。


「お前ら、さっきの聞いてただろ?」


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