ロミオとジュリエットは犬猿の仲
【ロミオ先輩?返事がないですけど何かありましたか?】


【ごめん、急用が入ったから後で連絡する!】


俺はそう返信すると城坂さんは理解してくれたのか
メッセージは来なくなった。


「言い訳に使っといて行かないのは、
流石に問題だよな・・・?」


俺は自分の部屋を出て、
家の玄関に向かうと母親が呼び止めてきた。


「あら?どこ行くの!?こんな大雨なのに・・・」


「あぁ・・・ちょっと梨恵んちに・・・」


「ええ!?あんたが!?梨恵ちゃんの家に!?」


「なんだよ?なんか文句あんのかよ・・・?」


何故か母親は不気味にニヤニヤした表情を浮かべた。


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