キミと、光の彼方へ。
そう言おうとした時に、視界が急に真っ暗になった。

何が起こったのか分からなくて、でも徐々に聞こえてくる音があった。

――ドクンドクンドクンドクンドクン......。

心臓の音だ。

それと同時に、あの香りを強く感じる。

私は今、碧海くんの腕の中だ......。


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