キミと、光の彼方へ。
「色々詮索して悪かった。でも、桑嶋さんの気持ちが分かって良かった。話してくれてありがとな」

「こちらこそ、ありがとう。碧海くんに話を聞いてもらえて、少しは心軽くなった」

「うん」


自分の今と過去の問題にようやくまっすぐ向き合うことが出来た。

本当に碧海くんのお陰だ。

ふいにキュンとさせられたり、ドキッとさせられたりもするけれど、碧海くんにはなんだか心を開けてしまう。

それは碧海くんの内から醸し出される人柄の良さだったり、魔法のような言葉の数々のせいかもしれない。


「桑嶋さん!」

「あっ!」


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