キミと、光の彼方へ。
お父さん。

私、今までお父さんのことが忘れられなくて新しいことにも人にも冷たい視線を送ってた。

だけど、今、ある人のお陰で、やっと前を向いて歩く決心が出来たんだ。

今度来るときはその人を紹介出来るように、今、精一杯頑張るね。

だから、お父さん、

遠くからでいいよ。

ずっと見守っていて。

私もお父さんを思って空を見上げるから。

海に問いかけるから。

...お願いします。


心の中で父にメッセージを打ち込み、もう一度お辞儀をして送信した。

届くといいな。

ううん。

きっと届いてる。

信じる。


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