キミと、光の彼方へ。
「じゃ、帰ろっか」

「うん!」


と、踵を返した、その時だった。


―――ガコンッ...。

―――バシャッ...。


手から水桶が落ちた。


「珠汐奈...」

「海里...」


私の目の前には海里がいた。

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