キミと、光の彼方へ。
会いたい。

今すぐにでも会いたい。

会ってお礼がしたい。

それに...会って言いたいことがある。

あの時の胸の高まりは、

あの時の脈の打ち方は、

今後あるかないかっていうくらい激しくて忘れられないものだったから。

海里を強く意識するようになったのが、あの日なら、私が本当に心を奪われた相手は別にいるということになる。

だとしたら、それは一体誰なのだろう?

今更ながら、会うことは出来るのだろうか。

私の命を救い、心まで奪っていったあの日のあの男の子を私は知りたい。


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