キミと、光の彼方へ。
波紋
海で思い出を作ろうキャンペーン。

それが、彼が提示したイベントの名称だった。

キャンペーンの意味を本当に分かって使っているのか、甚だ疑問だ。

夏期講習が終わった次の週の週末に決行と勝手に決められた。

砂浜でのBBQは3年前から全面禁止になったため、それは出来ないから代わりに花火をやろうということになった。

集合は午後3時で、メンバーはあの日集合させられたメンバーと会沢さんだった。

2人のデートの桜部隊って感じが否めないけれど、そこはスルーするしかない。

私は水に濡れることを想定して、一応下着代わりに水着を着て、首には母からもらったネックレスを忘れずにかけた。

そして、その他に、私は余計だと思われかねない荷物を連れていった。


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