キミと、光の彼方へ。
「お姉ちゃん!」
砂汐奈が海里の手を引いてやって来た。
「マーメイドロードに行きたいって、さゆ言ったよね?時間になったら教えてって言ったのに!もぉ!」
「あぁ、ごめんごめん」
「ほら、帆栄も行くよぉ」
「ホントに呼び捨てなのな。すっげえ妹だ」
「なぁにぃ?」
「何でもねえよ。桑嶋も、ほら、行くぞ」
「うん」
砂汐奈がベストタイミングで入って来てくれたから言わなくて済んだけど、この分だと長くは持たない。
私の胸で渦巻く多くの渦潮の中にその答えはある。
答え合わせを先伸ばしにしているだけ。
本当は分かってる。
分かってるんだ。
でも、まだ......
まだで、いい。
砂汐奈が海里の手を引いてやって来た。
「マーメイドロードに行きたいって、さゆ言ったよね?時間になったら教えてって言ったのに!もぉ!」
「あぁ、ごめんごめん」
「ほら、帆栄も行くよぉ」
「ホントに呼び捨てなのな。すっげえ妹だ」
「なぁにぃ?」
「何でもねえよ。桑嶋も、ほら、行くぞ」
「うん」
砂汐奈がベストタイミングで入って来てくれたから言わなくて済んだけど、この分だと長くは持たない。
私の胸で渦巻く多くの渦潮の中にその答えはある。
答え合わせを先伸ばしにしているだけ。
本当は分かってる。
分かってるんだ。
でも、まだ......
まだで、いい。