キミと、光の彼方へ。
「私、見つけたの。私にとって大切な人を。その人がいれば怖くない。光がある方へちゃんと歩いて行ける。そう思えるんだ」
母が私の手を強く握った。
母から私への愛。
私から母への愛。
それが交錯して重なりあって、摩擦熱が起きる。
私の手のひらに熱が宿り、体内を巡る。
感じる。
愛の温度を感じている。
それはずっと抱き締められていたいくらい優しくて温かくて安心する。
「お母さん」
「なあに?」
「私、決めたよ。自分の進む道」
「そう。珠汐奈が自分で決めた道なら、きっと大丈夫。その先には光しかない。それに、たとえ道が険しくても、珠汐奈は1人じゃないものね」
「うん。私もそう信じる。信じて...歩く。歩き続ける」
母が私の手を強く握った。
母から私への愛。
私から母への愛。
それが交錯して重なりあって、摩擦熱が起きる。
私の手のひらに熱が宿り、体内を巡る。
感じる。
愛の温度を感じている。
それはずっと抱き締められていたいくらい優しくて温かくて安心する。
「お母さん」
「なあに?」
「私、決めたよ。自分の進む道」
「そう。珠汐奈が自分で決めた道なら、きっと大丈夫。その先には光しかない。それに、たとえ道が険しくても、珠汐奈は1人じゃないものね」
「うん。私もそう信じる。信じて...歩く。歩き続ける」