キミと、光の彼方へ。
「おっはよー珠汐奈!」

「おはよう」

「あれ?今日も海里と一緒じゃないの?」

「うん。海里は朝練あって校庭走ったりしてるから」

「へぇー、じゃあ今もいる?」

「でももう15分前だし、さすがにいないんじゃ...」


砂良はクラスメートの視線も気にせずベランダに出た。


「あっ、いた。でも、女子と一緒。ってか、あの子リボン赤だし、後輩じゃん」


私は海里と会沢さんが並んで昇降口の方に向かっていくのを見た。

でも、それよりももっと驚くものを見てしまった。


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