星愛〜それでも僕は君が好き〜
一花は少し考え込んで少し微笑む。
「確かに大変なこともあるけど、嫌なことだけじゃないから。」
俺を見て笑顔になる一花。
「…あの職場で将也と出会えた。
それだけで幸せな事だよ。」
…あぁ。そうだ。
この笑顔。
営業スマイルかと思ってたけど、これも一花の本来の表情だ。
「…でもあのオーナーは嫌い。」
食べていたご飯を吹き出しそうになった。
まさか一花の口から愚痴が出てくるとは思っていなかったから。
「なんでも人のせいにすればいいと思ってるから嫌い。」
まあ、傍から見ててもそう思う。
お店にいる時間が一花より短いんだから、そういうことなんだろうなって。
「ほとんど顔合わせることは無いけど見るとムカつく。」
…ムカつくって。
そう思ってるようには全く感じられないけど…
表情は一切動かず平然と口を動かす一花。
愚痴を言う時の人の顔ってこんなに動かないものか?
「…でもま、新しいパートさん入ったから今頃教えているんじゃない?」
「教えれるの?あの人。」
「多分無理だね。
私を教えるのでも下手だったんだから。
新しい人の教育は基本私がしてるのにさ。」
ため息を着きながら視線を俺に向ける。
「そして体はどうなの?」
「めっちゃ楽になりました。」
「良かったじゃん。
私の看病のおかげだね。」
風邪を引いて数日。
一花にお世話になりっぱなしの数日だった。
迷惑ばっかかけた…
まさか家じゃなくて一花に連絡するとは俺も思っていなかったから。
意識がはっきりしてきて一花を見た時は、かなり驚いたもんな…
「初日に比べたら顔色だいぶ戻ってるけどまだあんまり動いちゃダメだからあと1日仕事休みなよ。」
「…はい。」
「私もあと1日休むから。しっかり治しなよ。」
初日に的確な処置をしてくれたんだろう。
多分病院に連れてってくれたと思う。
市販の薬じゃなくてある病院で処方される薬がから。
「かかりつけがいどこか分からなかったか1番近所の病院行ったからね。」
…エスパーなのか?
なぜ考えてることがわかった…
「…全部口に出てるからね?」
…頭で考えているつもりが。
口に全て出ていたらしい。
「…悪いことは考えてないよ?」
「そんな事考えてたらうちから放り出す。」
…え、鬼?
俺、仮にも病人なんだけど…
確かにここ一花の家だけど…
「とりあえず寝て。
私買い物行ってくるから。」
一花は財布と車の鍵を持って部屋から出ていってしまった。
ついて行こうとしたら見事に睨まれたので僕は大人しく寝ます。
「確かに大変なこともあるけど、嫌なことだけじゃないから。」
俺を見て笑顔になる一花。
「…あの職場で将也と出会えた。
それだけで幸せな事だよ。」
…あぁ。そうだ。
この笑顔。
営業スマイルかと思ってたけど、これも一花の本来の表情だ。
「…でもあのオーナーは嫌い。」
食べていたご飯を吹き出しそうになった。
まさか一花の口から愚痴が出てくるとは思っていなかったから。
「なんでも人のせいにすればいいと思ってるから嫌い。」
まあ、傍から見ててもそう思う。
お店にいる時間が一花より短いんだから、そういうことなんだろうなって。
「ほとんど顔合わせることは無いけど見るとムカつく。」
…ムカつくって。
そう思ってるようには全く感じられないけど…
表情は一切動かず平然と口を動かす一花。
愚痴を言う時の人の顔ってこんなに動かないものか?
「…でもま、新しいパートさん入ったから今頃教えているんじゃない?」
「教えれるの?あの人。」
「多分無理だね。
私を教えるのでも下手だったんだから。
新しい人の教育は基本私がしてるのにさ。」
ため息を着きながら視線を俺に向ける。
「そして体はどうなの?」
「めっちゃ楽になりました。」
「良かったじゃん。
私の看病のおかげだね。」
風邪を引いて数日。
一花にお世話になりっぱなしの数日だった。
迷惑ばっかかけた…
まさか家じゃなくて一花に連絡するとは俺も思っていなかったから。
意識がはっきりしてきて一花を見た時は、かなり驚いたもんな…
「初日に比べたら顔色だいぶ戻ってるけどまだあんまり動いちゃダメだからあと1日仕事休みなよ。」
「…はい。」
「私もあと1日休むから。しっかり治しなよ。」
初日に的確な処置をしてくれたんだろう。
多分病院に連れてってくれたと思う。
市販の薬じゃなくてある病院で処方される薬がから。
「かかりつけがいどこか分からなかったか1番近所の病院行ったからね。」
…エスパーなのか?
なぜ考えてることがわかった…
「…全部口に出てるからね?」
…頭で考えているつもりが。
口に全て出ていたらしい。
「…悪いことは考えてないよ?」
「そんな事考えてたらうちから放り出す。」
…え、鬼?
俺、仮にも病人なんだけど…
確かにここ一花の家だけど…
「とりあえず寝て。
私買い物行ってくるから。」
一花は財布と車の鍵を持って部屋から出ていってしまった。
ついて行こうとしたら見事に睨まれたので僕は大人しく寝ます。