二人の距離~やさしい愛にふれて~
金曜日の講義が終わると恭吾は急いで駅へと向かった。
連絡は取れていないが実家も知っているし行けば会えると思っていた。
夜になったが理花の実家の最寄り駅に着くと理花に電話をかけた。何度も呼び出し音が鳴るだけで理花が出ることはなかった。
恭吾はタクシーに乗ると陽斗に電話をかける。
『おぉ、恭吾、俺から電話しようと思ってたんだ。』
少し深刻な声で陽斗が出る。
「良かった。理花が電話に出なくて…今家に向かってるんです。」
『あぁ~、多分理花には会えんよ。部屋から出て来んけん…とりあえず待ってる。』
「はい。あと10分程で着きます。」
恭吾の鼓動は落ち着きなく打って治まらない。
最後に会った日のことを何度も思い出していた。何か変なこと言ったり、変な態度をとったりしていないか何度も何度も。
でも恭吾に思い当たる事はなかった。
理花の実家に着くとインターホンを鳴らすとすぐに陽斗が出迎えてくれた。
「いらっしゃい。遠いところ悪いが理花の様子がおかしいけん会えんかもしれん。」
「この前、帰り際にもう終わりにしようって言われたんですよ…納得いかなくて…また来るって言ったけどそれから連絡も取れなくて…。」
落ち込んでいる恭吾をリビングに招き入れると陽斗はコーヒーをいれにキッチンへ向かった。
連絡は取れていないが実家も知っているし行けば会えると思っていた。
夜になったが理花の実家の最寄り駅に着くと理花に電話をかけた。何度も呼び出し音が鳴るだけで理花が出ることはなかった。
恭吾はタクシーに乗ると陽斗に電話をかける。
『おぉ、恭吾、俺から電話しようと思ってたんだ。』
少し深刻な声で陽斗が出る。
「良かった。理花が電話に出なくて…今家に向かってるんです。」
『あぁ~、多分理花には会えんよ。部屋から出て来んけん…とりあえず待ってる。』
「はい。あと10分程で着きます。」
恭吾の鼓動は落ち着きなく打って治まらない。
最後に会った日のことを何度も思い出していた。何か変なこと言ったり、変な態度をとったりしていないか何度も何度も。
でも恭吾に思い当たる事はなかった。
理花の実家に着くとインターホンを鳴らすとすぐに陽斗が出迎えてくれた。
「いらっしゃい。遠いところ悪いが理花の様子がおかしいけん会えんかもしれん。」
「この前、帰り際にもう終わりにしようって言われたんですよ…納得いかなくて…また来るって言ったけどそれから連絡も取れなくて…。」
落ち込んでいる恭吾をリビングに招き入れると陽斗はコーヒーをいれにキッチンへ向かった。