二人の距離~やさしい愛にふれて~
それからは楽しそうに話す茉莉の横で緊張しながらも一緒に料理をする。
料理が出来上がりそうなころに真も帰宅し、また緊張して挨拶をする理花だったが穏やかで優しい二人に少しずつ緊張もほぐれた。
食事を済ませると真は『片づけは俺たちに任せて。』と、恭吾と二人でキッチンに立った。
「本来ならここには大吾、お前の父さんが立ってるはずなのにな。あいつには申し訳ないがこんな日が来るとはなぁ、感慨深いよ。」
「ははっ、俺お嫁に行くみてぇじゃん。まこちゃん早すぎ!でも、何も言わないで受け入れてくれてありがとう。」
「お礼言われることなんてなにもしてないよ。恭吾にも茉莉さんにも感謝してもしきれないのは俺のほうだ。一緒に悩んだり、一緒に笑ったり、俺は幸せ者だよ。」
そういう真の目には涙が浮かんでいた。
「ちょっとまこちゃん、最近涙もろくねぇ?この前も犬の親子みて涙ぐんでたし。」
「はははっ、もう年かなぁ?」
リビングでは茉莉と理花は恭吾の小さいころのアルバムを見ていた。
「フフッ、恭吾ってよく笑ってよく泣く子だったのよ。目を離すとすぐどっかに走って行っちゃうし。」
理花は赤ちゃんの頃の恭吾のアルバムをめくっていてふと手を止めた。
「恭ちゃん?」
そこには赤ちゃんを抱っこした恭吾が写っており、その横には若いだろう茉莉が笑っていた。
「フフッ、びっくりするくらい似てるでしょう?恭吾の本当の父親よ。」
料理が出来上がりそうなころに真も帰宅し、また緊張して挨拶をする理花だったが穏やかで優しい二人に少しずつ緊張もほぐれた。
食事を済ませると真は『片づけは俺たちに任せて。』と、恭吾と二人でキッチンに立った。
「本来ならここには大吾、お前の父さんが立ってるはずなのにな。あいつには申し訳ないがこんな日が来るとはなぁ、感慨深いよ。」
「ははっ、俺お嫁に行くみてぇじゃん。まこちゃん早すぎ!でも、何も言わないで受け入れてくれてありがとう。」
「お礼言われることなんてなにもしてないよ。恭吾にも茉莉さんにも感謝してもしきれないのは俺のほうだ。一緒に悩んだり、一緒に笑ったり、俺は幸せ者だよ。」
そういう真の目には涙が浮かんでいた。
「ちょっとまこちゃん、最近涙もろくねぇ?この前も犬の親子みて涙ぐんでたし。」
「はははっ、もう年かなぁ?」
リビングでは茉莉と理花は恭吾の小さいころのアルバムを見ていた。
「フフッ、恭吾ってよく笑ってよく泣く子だったのよ。目を離すとすぐどっかに走って行っちゃうし。」
理花は赤ちゃんの頃の恭吾のアルバムをめくっていてふと手を止めた。
「恭ちゃん?」
そこには赤ちゃんを抱っこした恭吾が写っており、その横には若いだろう茉莉が笑っていた。
「フフッ、びっくりするくらい似てるでしょう?恭吾の本当の父親よ。」