二人の距離~やさしい愛にふれて~
一度達したこともあり、少し冷静になれた恭吾は出来るだけ優しく、理花の全身を舐めるようにキスをした。

「はぁ、きょっ、ちゃっ、もう…いいから…。」

理花は腰から肩甲骨に向かって舐め上げられ、悲鳴に近い声を上げる。

「理花、じゃあ中に入れさせて…理花の中に入りたい…」

後ろから抱きしめ耳元で囁くと、頷く理花を確認しゆっくりと理花の中に押し入る。
理花は声を震わせると、下腹部から身体中にこらえられない感覚が広がるのを感じ更に声を上げる。

今までは痛くて苦しくて、気持ち良いとは程遠い行為しか経験していなかった。
唯一、恭吾との行為は何か大きな波が押し寄せてくるような感覚を感じて怖かったのを思い出す。

「はっ、あぁっ…やっ、やっ、こわっ…ぃ…。」

理花は泣きながら首を横に振る。
恭吾は驚いて中から引き抜くと、理花を上に向かせ涙を拭う。

「理花?痛かった?ごめん…。」

理花は泣きながらまた首を横に振る。

「ちがっ…、ぞくぞくって波みたいなのが来て、勝手に声が出るの…こんなの初めてで…。」

「ふはっ、理花、それ気持ちいいって言うんだ。ゆっくり入るからもっと感じて…。」

恭吾はそう言うと向かい合ったままゆっくり理花の中へ侵入していく。

「あっ、あっ、きょぅちゃっ…」

理花の目から涙が流れ出たまま必死で恭吾の首元にしがみつく。
恭吾は理花の反応を見ながらゆっくりと動く。

「気持ちいい?俺は気持ちいいよ。」

理花は耳元で囁かれ、何か大きな波が襲って来る感覚に悲鳴を上げながら身体をビクつかせる。
達したことにより理花の中はうねり、その刺激で恭吾もすぐに達っした。

「はぁ~、かなり良かった。理花の中気持ち良かった。感じてる理花は可愛いかったし。」

恭吾は嬉しそうに言うと理花のに何度もキスをする。
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