二人の距離~やさしい愛にふれて~
「さぁ、まずはご主人様のをきれいに舐めなさい。」

そう言うと自分の下半身を露出させ隆起した自分のモノを理花の口の中に突っ込んだ。
ソレは喉の奥までを塞ぎ理花は苦しくてもがき、男性のモノに歯を立ててしまう。男性は声をあげ、引き抜いたがそれと同時に平手打ちが飛んできた。
何度もその繰り返しでうまくできない理花に腹を立て、暴力は激しさを増していった。
理花はお腹を蹴られた衝撃で胃液のようなものを嘔吐した。その吐物が男性のぎらぎらと黒光りしている靴に付着すると更に「汚い」と何度も蹴られた。

それでも男性は行為をやめることなく、理花の中に自分のモノを挿入すると首を絞めた。
苦しさに歪んだ表情を眺めて興奮しているようだった。

理花は初めこそ必死でもがいていたがだんだんと痛みや苦しさで訳が分からなくなり抵抗することを止めた。
これで死ぬのかな…痛くて苦しいはずなのに目をつぶると恭吾の優しい顔が浮かんだ。
目からは絶えず涙が流れていたが、恭吾の顔が浮かんできたことで今までとは違った温かい涙がこみあげてきて溢れ出た。

ごめんね、恭ちゃん…。パパ、ママ、お兄ちゃん、ごめんなさい…
理花は苦しさの中に意識を手放した。
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