二人の距離~やさしい愛にふれて~
「汚ねーな。お前、絶対これセーシだろ。固まってる。俺何やってんだか。」

苛立ちながらも隅々まで頭を洗っていると、女が恭吾の股を弄りはじめた。
驚いた恭吾は咄嗟に女の頭をはたいた。

「ちょっ、何触ってんだよ。大人しく洗われてろっ!」

「お兄さんの勃ってないから。出来ないじゃん。」

「そればっかだな。」

恭吾はシャワーを手に取ると女の頭から荒々しくかける。
女は少しむせながらもされるがままに恭吾から体中洗われていた。

「顔は自分で洗えよ。」

恭吾が女の手のひらに洗顔料を乗せると無理やり顔に手を押し付ける。
女は言われるがまま顔を洗い、ようやく素顔になる。
ひどく痩せ細っている女の顔は目の周りが窪んでおりクマがひどいが、幼さが残った面立ちでまだ若いだろうということが伺える。

「お前、化粧しないほうが可愛いじゃん。ってかいくつ?」

「その質問に答えたらしてくれるの?ヤる気ないならさっきのお兄さんたちの所に行きたい。」

「殺されかねねーっつってんだろ。薬でもしてるのか?」

「たまに何か飲まされるけどわかんない。ねぇ、しようよ。」

女は恭吾の股間に顔を近づけると張りのない恭吾のモノを口内に吸い込んだ。

「ちょっ、やめろっ」

恭吾は女の頭を無理やり引き剥がそうとするが意外に力が強く離れなかった。
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