二人の距離~やさしい愛にふれて~
「クッ、フフフフッ…」
理花が天井を見たまま笑いだし、恭吾はその笑顔に見入っていた。
「頭おかしいか…確かに。恭ちゃんはまこちゃんが好きなんだね。」
「あっ、まぁな。かなり可愛がってもらったからな。お前笑ったら可愛いな。」
理花も恭吾の方をみると、わずかな時間だが二人で見つめ合っていた。
「可愛いならもう一回する?いくらでも笑うよ。」
そういうと理花は初めて会った時のような薄気味悪い笑顔になる。
「いやっ、まじでその顔じゃもう楽しくねー。なんなんだよ、お前…。可愛いと思ったら気持ち悪-し。」
「そうそう、私に可愛いなんて言う人いないよ。気持ち悪いとか汚いとか。その方が落ち着く。本当のことだし。」
「まじで何なの?親は?いないとか?」
「……………いる。」
理花の表情は一気にくもり、また天井に向き直った。
「親は知ってるのか?こんなことしてること?」
「警官のおっさんみたいなこと言わないで。自分だって気持ち悪いって言いながら突っ込んだくせに。」
理花の目から涙が流れ出した。
恭吾はその涙を手の甲で拭うも、次から次へと流れ出ていた。
罪悪感を感じ理花をまた抱き寄せ、力いっぱい腕の中に包み込んだ。
「泣くくらいなら今すぐやめろ。」
理花が天井を見たまま笑いだし、恭吾はその笑顔に見入っていた。
「頭おかしいか…確かに。恭ちゃんはまこちゃんが好きなんだね。」
「あっ、まぁな。かなり可愛がってもらったからな。お前笑ったら可愛いな。」
理花も恭吾の方をみると、わずかな時間だが二人で見つめ合っていた。
「可愛いならもう一回する?いくらでも笑うよ。」
そういうと理花は初めて会った時のような薄気味悪い笑顔になる。
「いやっ、まじでその顔じゃもう楽しくねー。なんなんだよ、お前…。可愛いと思ったら気持ち悪-し。」
「そうそう、私に可愛いなんて言う人いないよ。気持ち悪いとか汚いとか。その方が落ち着く。本当のことだし。」
「まじで何なの?親は?いないとか?」
「……………いる。」
理花の表情は一気にくもり、また天井に向き直った。
「親は知ってるのか?こんなことしてること?」
「警官のおっさんみたいなこと言わないで。自分だって気持ち悪いって言いながら突っ込んだくせに。」
理花の目から涙が流れ出した。
恭吾はその涙を手の甲で拭うも、次から次へと流れ出ていた。
罪悪感を感じ理花をまた抱き寄せ、力いっぱい腕の中に包み込んだ。
「泣くくらいなら今すぐやめろ。」