二人の距離~やさしい愛にふれて~
「理花さんはね、明日、恭ちゃんに会うのを楽しみにしてるよ。まず、今回の事件はニュースにもなったし、初めの事件も今ニュースになってるよね。中には面白おかしく理花さんの話を聞きたがったり、詮索してくる人もいるんだ。だから絶対に誰にも理花さんのことを話したりしないっていう誓約書を書いてもらいたい。サインしてもらうからこの書類はすべて目を通してサインしてほしい。」
そういうと草野は誓約書を恭吾の前に差し出した。
「・・・・・・・。」
恭吾は誓約書などと今まで縁がなかったから更に緊張した。
「これはゆっくり読んでほしいから明日サインして持ってきていいよ。」
それからは理花の現在の状況や今後の治療計画などの説明を受けた。
恭吾にわかりやすいように草野は丁寧に説明していたが、緊張もあり理解するのが難しく、恭吾は自分がそんな大変なことに参加していいのか自信がなくなった。
「構えなくていいよ。僕も看護師も理花さんのご家族もみんなで一緒に協力してやっていくことで芹沢君にすべてをゆだねるわけじゃないし。ただ約束してほしいことがあって、理花さんに渡すものは一応僕か看護師に許可を取って渡してほしい。ペン1本で自殺しちゃうこともあるからね。あと、過度の接触は控えてほしい。普通に手を握ったりはいいけど性的なことを連想されるような接触は今はまだやめててほしい。」
そういうと草野は誓約書を恭吾の前に差し出した。
「・・・・・・・。」
恭吾は誓約書などと今まで縁がなかったから更に緊張した。
「これはゆっくり読んでほしいから明日サインして持ってきていいよ。」
それからは理花の現在の状況や今後の治療計画などの説明を受けた。
恭吾にわかりやすいように草野は丁寧に説明していたが、緊張もあり理解するのが難しく、恭吾は自分がそんな大変なことに参加していいのか自信がなくなった。
「構えなくていいよ。僕も看護師も理花さんのご家族もみんなで一緒に協力してやっていくことで芹沢君にすべてをゆだねるわけじゃないし。ただ約束してほしいことがあって、理花さんに渡すものは一応僕か看護師に許可を取って渡してほしい。ペン1本で自殺しちゃうこともあるからね。あと、過度の接触は控えてほしい。普通に手を握ったりはいいけど性的なことを連想されるような接触は今はまだやめててほしい。」