続・ダメ男依存症候群 ~二人で一つの愛のカタチ~
「ん……」
いつも通りの旬の口付け、旬の愛撫、旬の動き……
それに神経を集中させると、頭の中は真っ白になって、何も考えずに、ただ幸せを感じることができた。
「あー……一週間ぶりだー」
奈津美の中で果てた旬が、そのまま奈津美の上に体重を預ける。
「旬。重い……」
そう言いながらも、その重みは嫌いじゃない。そっと旬の汗ばんだ背中に手を回す。
「へへっ」
旬は笑いながら奈津美のすぐ横に転がる。
「今日のナツも超よかったよ。ナツの中、めちゃくちゃ気持ちいい」
そう言って、奈津美を抱き締めて頬にキスをする。
「そんなの言わないでよ……」
褒められているけれど、本音は嬉しいけれど、内容が内容だけに、恥ずかしい。奈津美は顔を赤くして、布団の中にもぐり込んだ。
「かーわいい。照れてるー」
旬も奈津美を追いかけるように布団の中に頭を入れる。
布団の中でもぞもぞと動いて、旬は奈津美の胸に顔を埋めた。
「あ……」
旬の指が奈津美の下半身を撫で、思わす声が出てしまった。
「ナツ……」
ごろりと寝返りをうって、旬が奈津美の上にくる。
「旬……またするの?」
奈津美は布団から顔を出して布団の中に話しかける。
「うん」
旬の上機嫌な声な返事を聞いて、今どんな表情をしてるかが大体想像できた。
「一週間もしてなかったからもうナツ切れだし。いっぱい充電しとかないと」
「んっ……」
旬の指が粘膜に埋まって、ビクリと体がはねる。
「ナツも俺切れ? ここ、すっげー動いてる」
布団の中から旬が顔を出し、笑いながら言う。
「エッチ……」
奈津美は旬から視線をそらした。
「へへっ」
旬はいたずらっこのように笑って、その口で奈津美の胸に口付けた。
甘い感覚に、意識がとんでいきそうになる……。
「結婚したら毎日エッチしような」
奈津美の胸元で旬が言った。
奈津美は、その言葉で現実に引き戻された。
また結婚って……何でそう軽々しく言えるの?