続・ダメ男依存症候群 ~二人で一つの愛のカタチ~

『ほぉー……ちなみに○○さんはどういうことに気を使ってるんですか?』


『そうですねー……』


 テレビのその話題に、奈津美は食いついた。


『私、もともとかなり甘党でケーキとか大好きでかなり食べてたんですよ。だから食べたくても我慢して……それだけでもかなり変わりましたね』



 ………甘い物……ケーキ。


 このワードで、奈津美には無意識に浮かぶものがあった。


 それは、超甘党の旬の顔。

 もう奈津美にとって、切っても切り離せないものになっていた。


 もしかして……そのせいで太った?


 今更になって奈津美は気付いた。


 そういえばそうだ。

 奈津美は旬と付き合い始めてから、頻繁に何か甘いものを食べるようになった。

 ケーキバイキングにだって、月1ペースで行く。

 それまでは、大して食べなかったのに……


 その生活が当たり前のようになっていたせいで分からなかったが、太ってもしょうがない生活をしていたわけだ。


 てことは……このままだったらもっとヤバいってこと?



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