続・ダメ男依存症候群 ~二人で一つの愛のカタチ~

 奈津美が穿いているルームパンツ越しに、足の付け根から、膝を撫でる。そして、戻る時は、内股に手が滑り込んだ。


 その瞬間に、奈津美の肩が震えた。


 ……大丈夫。この手は、旬のものだから。


 奈津美はそう言い聞かせて、目を硬く瞑った。


 旬の手が、ルームパンツのウエストを締めている紐を解いた。それに指をかけて抜き取られるのを、奈津美はされるがままになっていた。


「……え?」

 次の瞬間、奈津美は目を開けていた。


 脚に、先ほど上半身に受けていた感触がした。

 上半身を起こして見ると、旬が奈津美の開いた脚の間に入って、奈津美の内股に唇を触れていた。


 そんなところに口付けられるのは、初めてで、奈津美は羞恥で顔が熱くなる。


 しかし、旬の表情は真剣で、また余すことなく触れて、口付ける。


「んっ……」

 奈津美は上半身を倒して目を閉じた。


 不思議なことに、旬がそうやって触れていくことで、さっきまで克明に覚えていた昨夜の感触が無くなっていくようだった。

 旬が触れたところから、浄化されていく。

 もう、旬の感触しか分からない。


 旬の手と唇が、奈津美の真ん中に辿りついたときには、もう頭の中が真っ白になっていた。


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